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教育方針・カリキュラム

教育方針

「交通機械」を通して社会に貢献できる機械技術者を育成します。

自動車,航空機,鉄道車両,船舶など,いわゆる交通機械は,科学技術の発展によって,年々進化し,極めて高い機能を持つようになりました。このような高機能化は,個々の機械技術の発達に加え,電気・電子や情報通信技術などの融合によるもので,このような機械のシステム化が,交通機械を含む様々な機械の発展に繋がっています。

このような背景の中,社会(企業)では,機械の個々の要素について研究・開発を行う深い専門知識と,新技術や従来技術を複合的に組み合わせた機械システムを構築し,機能性の高い商品の開発・設計のできる創造性豊かな人材が求められています。また,自動車,航空機,鉄道車両などの交通機械は,我々の身近にあって利便性の高い一方,人命に深く関わっており,安全や環境,さらには福祉などに考慮した「ものづくり」が求められています。

交通機械工学科では,このような社会ニーズのもと,機械工学の基礎学力を備え,様々な実課題に対して,社会や環境への影響を配慮しつつ,論理的思考や創造性を駆使して機械システムを構築できる技術者を育成します。すなわち,「交通機械」を通して社会に貢献できる機械技術者を育成します。

カリキュラム

乗り物を通して機械工学を学びます。

交通機械工学科のカリキュラムは、教養科目、機械工学基礎科目、ものづくり科目、交通機械(自動車、航空、鉄道、船舶)関連科目の分野と、卒業研究に分類されています。1年次から、機械工学の基礎を講義でしっかりと学びつつ、ものづくり関連科目では、実験実習を通して、講義で学んだ知識を体験・実感し、技術者としてのセンスを磨きます。2年次後期から、それらの応用として、交通機械の関係科目を深く学び、3年次後期から、その集大成としてゼミナール・卒業研究に着手します。

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  • 工業力学【1年後期】

    力学の法則は,ニュートンの法則に集約されるが,その基礎法則を工学的問題に対していかに応用するかを身に付けることを主な目的とする.本講義では,質点や剛体などの運動学を中心に演習を交えて講義する.また,より深く力学を学習する為の基礎としてラグランジュの方程式にも習熟することも目的とする.
  • 情報技術【1年後期】

    「コンピュータは万能の道具だ!」と思われているが,万能と無能は紙一重.使い方を心得ているか否かがその明暗を分ける.コンピュータ・リテラシーではパソコンを電子文房具として活用することを体感したが,技術者にとっては,設計,データ処理,制御,解析などもっと多くの活用法を理解しておく必要がある.情報技術 I では市販のアプリケーション・ソフトウエアを使用して,データ処理や機械設計のための計算,二次元図面の作図法の基礎を実技演習を中心に学ぶ.
  • 応用数学I【2年前期】

    講義は主として機械工学の力学系科目(工業力学,材料力学,流体力学,熱力学)の理解に最小限必要なベクトル,微分,積分および微分方程式からなっている.本講義の目的は基本的な工学的問題の解法を通して数学的思考力を身につけることである.
  • 材料力学I【2年前期】

    工科系学生は,これから先,色々な物を作ることになるであろう.物には,それ自身固有の機能があるが,それを遂行するには,その物自体が壊れなくて(強度があり)しっかりしている(剛性がある)ことが必要である.その時,物作りの専門家(エンジニア)としてこれらの点をどのように考えるかが重要である.材料力学は,このような必要性のために生まれた学問であり,本講は,物の代表として,細くて長い棒を主として考える.
  • 流体力学I【2年前期】

    私たちの回りに大気や水があって,それらは絶えず動いている.空気の様な気体や,水の様な液体をまとめて流体と称し,その動きを「流れ」と言う.この流れを考えるのが「流体力学」である.流体力学の知識は,流体力学Ⅰのみでは十分でないので,この科目の他に流体力学Ⅱ,流れ学の授業科目でその内容を補う.流体力学Ⅰでは,流体の性質,流体静力学,定常一次元流れ,運動量理論,粘性流体の流れを取り扱う.
  • 熱力学I【2年前期】

    エンジンの熱効率を向上させることによって,少ない熱源(燃料を燃やして得られる熱など)で長距離を走ることができる自動車の実現を見ることができるのです.熱現象に関する基礎事項を学びます.
  • 材料科学I【2年前期】

    材料の結晶構造解析を行う為の基礎的事項を学ぶ.さらに,各種2元系平衡状態図,鉄-炭素系状態図,そして鋼の熱処理について理解する.
  • 機構学【2年前期】

    機構学は,機械のいくつかの構成部分,すなわち機素(machine element)の運動を考察し,機械各部の相対的運動だけについて考えるものですが,機械の設計を始める上での第一歩として重要なものです. 一見複雑に見える機械各部の運動も,いくつかの基本的機構が集まったものです.身近にある自動車の構成部品などを例題に,機械の構成部分の動きをよく観察・考える習慣を身につけることです.
  • 機械力学【2年前期】

    成熟度の高い機械類の性能向上を妨げている主要な要因に挙げられるのは機械のダイナミックスに関連した事項である.そのため高性能な機械類の設計・製作に必要な力学を具体的なサンプルを通してマスターする.
  • 応用数学II【2年後期】

    応用数学1に引き続き,工学的な諸問題を解析するのに必要な数理基礎能力を身につけることを目的とする.本講義ではラプラス変換,フーリエ級数,複素関数,確立・統計について講義する.
  • 材料力学II【2年後期】

    材料力学で扱う材料は,均質で等方性で完全弾性体であると仮定し,部材に荷重が加わると変形するがその量は元の形に比べて小さいと仮定する.このような仮定を用いることにより材料力学は,工科系の基礎学問の中で,最も実用的で分かり安い学問であると言われている.
  • 流体力学II【2年後期】

    流体工学上の諸問題を解く場合,流体力学に現れる種々の基礎式を正しく理解し,流れの物理現象をこれと直接的に結びつけて理解できる力を養っておくことが非常に大切なことである.言い換えると,流体運動を表す数式の物理的意味,物理的解釈が重要である.講義では,流体運動の基礎式の導出過程と共に,それらの示す物理的意味についてポイントを置き説明する.
  • 熱力学II【2年後期】

    熱力学2では,水のように加熱すると液体から気体に変化するような蒸気を取り扱い,開いた系の状態変化とそれを応用した蒸気タービン・ガスタービン・ジェットエンジンのサイクル,冷凍・空調のメカニズムを学ぶ.また,燃焼による熱の発生,熱の伝わるメカニズム,熱エネルギの有効利用についても説明を加える.
  • 材料科学II【2年後期】

    材料物性の基礎を理解する為,固体の比熱および固体のバンド理論の基礎を勉強する.
  • 機械要素I【2年後期】

    主な機械要素,例えば歯車,ねじ,軸などについて,力学的解析ならびに設計法を論じ,その標準化規格などについて学ぶ.企業などで実際に機械要素の設計,開発に携わる実力を備えるために,課題演習を重視し,実力をつける.
  • 工業力学演習【2年後期】

    本講では,これまでに習得した物理学や工業力学の基礎に基づき,演習を中心とした講義を行い,工業力学に関する内容の更なる理解および応用能力の向上を目的としている.本講義では,工業力学の基礎に関する全般的な演習を中心とする.
  • 材料力学演習【3年前期】

    本講では,これまでに習得した材料力学の基礎に基づき,さらにその内容を理解する為に演習を中心とした講義を行い,材料力学に関する応用能力の向上を目的としている.従って本講では,材料力学の基礎に関して全般的に演習を中心として,以下の講義内容に基づき講義を行う.講義ごとに演習を実施する.
  • 流体力学演習【3年前期】

    本科目は,流体力学Ⅰ・Ⅱで学習した流体力学の基本原理や考え方を十分に理解させ,応用・発展できる力を付与することを目的に,流体力学1・2の教科書の章末問題および流体工学研究室で作成した演習問題を解答させる.受講生が自身で苦労して,より多くの問題を積極的に解答することで,高い習熟度が得られる.単元ごとに解答の期限を設定し,問題の解答をさせる.
  • 熱力学演習【3年前期】

    本演習科目では,熱力学Ⅰ・Ⅱで習得した熱力学の基本原理や考え方を十分に理解させるとともに,応用・発展できる力を身につけることを目的に,多くの演習問題に取り組む.演習問題を解くことにより習熟度のさらなる向上を目指す.
  • 機械要素II【3年前期】

    主な機械要素,例えばばね,ブレーキ,軸受けなどについて,力学的解析ならびに設計法を論じ,その標準化規格などについて学ぶ.企業などで実際に機械要素の設計,開発に携わる実力を備えるために,課題演習を重視し,実力をつける.
  • 図学【1年前期】

    描かれた点・線・面などの図形の対応する位置関係を把握する図形観察感覚を養う.立体の物を平面上に表現する感覚を身につけ,設計者としての素養を養う.そのため,授業中に演習課題を課します.
  • スタイリング【1年前期】

    ビジュアルコミュニケーションの考え方を基に演習を体験し,情報伝達のため,説得のため,モチベイトするため,儀礼的なあるいはエンターテイメントのための実利的なプレゼンテーション技術の基礎的な一部分を体験する.この体験は大学院に進学するならば研究発表時に,企業においては種々の状況に応じたプレゼンテーションに有用である.また同時にこの技法は技術者の創造行為を整理・集約することにも有効であり,ブレークスルーの切っ掛けとなる.
  • 製図【1年後期】

    図面を描く際には常にその物の完成時における機能を念頭において描画を行う能力が必要です.このため,常に物作りの観点から描く訓練が必要で,物作りをはじめ完成品での機能を常に考えて描く能力が備わるような授業を行います.
  • ハンドエンジニアリング【1年後期】

    エンジンなどの高性能機能品の性能を知り,自らの手で組み立てた後に運転をするなど,一連の工学体験を通じて自らが完成させたことによる「完成感」や「工学的感性」を実感する.
  • 交通システム実習I【2年前期】

    「ものづくり」を行うためには,それにどのような機能が要求されるかを知った上で,材料や構造を決定しなければならない.さらに,どのような道具や手順によって作り上げていくのかの検討も重要である.本実習では,実際にものづくりを行うことにより,製品の機能,材料,構造,工作法などを有機的に結びつけた総合学習を目指すと共に,高学年での専門科目で学ぶ工学的なメカニズムを実体験により学ぶことを目的とする.
  • コンピュータシミュレーション【2年後期】

    自然科学・工学でのコンピュータの役割は殊に大きく,その定量的な評価は欠かせない手続きである.エンジニアを志すには数学知識に加えて数値計算・グラフィックスを利用したシミュレーション手法についての知識と利用法は必須である.このコースでは数学ツールのMathematicaとプログラミング言語のFortranを実際の問題をテーマに学ぶ.
  • 交通システム実習II【2年後期】

    切削,接合などの機械工作,内燃機関のメカニズム,機械制御のための電子回路について,実際に加工,運転,製作,測定などの作業を体験することにより,理解を深める.また,これらの作業に使用する道具,測定機器の使用法や精度についても,実感的に理解する.本実習による体験的学習が,教室で開講される機械工学分野の専門科目の理解のための触媒的役割を果たすことを目的とする.
  • 設計・CAD【3年前期】

    エンジンでの必要出力の計算,シリンダ内圧力の計算,クランク角度と軸トルクの計算をします.計算には表計算ソフトを用います.最大トルク値と平均トルク,ピストンの加速度と一次慣性・二次慣性慣性等を考察します.
  • 交通システム実験I【3年前期】

    2年次までに開講された基礎科目の内容について,実験という形で復習し,理解を深めると同時に,3年次以降で開講の自動車工学やエンジン,エネルギ工学,航空工学などの専門科目の理解に役立つ実験内容となっている.卒業研究の前段として,実験データの整理やレポート作成の準備学習としての位置づけも大きい.
  • 交通機工作法【3年後期】

    トップダウン(スケールダウン)技術とアトムアップ技術を基礎とし,物づくりのための交通機工作法を勉強する.
  • 交通機設計【3年後期】

    エンジン出力トルクおよび総減速比を用いて歯車減速機を設計・製作する.構想設計から完成までの一連のものつくりを行うことによって,デザイン能力・問題解決能力の向上を目的とする.
  • 管理科学【3年後期】

    “ものづくり”は過去もこれからも日本の発展にとって極めて重要な分野である.企業における“ものづくり”活動の中で,管理(マネジメント)と思われる各種の活動(思想)・システム(仕組み)・手法(技術)等を紹介する.
  • CAM【3年後期】

    CAM(Computer Aided Manufacturing)とは,コンピュータによる製造(モノづくり)支援のことである.工場で働くNC(数値制御)工作機械やロボットが,その具体例である.本科目では,プログラミング言語の一つであるアセンブラ言語を用いて,コンピュータによる簡単な機械制御について学習する.授業では,学習事項について,PICマイコンを使用して課題演習を行う.
  • 交通システム実験II【3年後期】

    5つのテーマに亘って実施する。1.メカトロニクス実験として,モータ駆動のための増幅回路,DA変換回路,PWM制御など代表システムを組み立て,実験を行う。 2.履修者は自由に構造模型の設計と制作を行い,その強度を解析や実験によって確認し,力学の基礎を学習する。 3.船の製作と実験として,回転円筒推進式モデルを作り,航走実験を行って,達成感と理論を実感.4.電子顕微鏡の原理を理解し,極微領域での分析手法を実感する.5.制御工学の基礎実験として,1次遅れ要素の応答を計測.
  • 計測工学【4年前期】

    「計測なくして科学技術は語れない」と言われるほど,科学において計測は重要である.また,我が国,日本の製品品質の高さは,計測技術が支えていると言っても過言ではない.計測工学とは,このような計測方法やセンサの原理を考えると共に,測定されたデータに含まれる誤差やその性質を考える学問である.本講義の前半では,測定データの誤差とその性質について,後半では,様々なセンサの原理について学習する.
  • CAE【4年前期】

    自動車,航空機,宇宙船,鉄道車両,大型土木建築物を作る際に不可欠なシミュレーションベースデザインのツールについて講義する.応力解析シミュレーションの中心をなしている有限要素法理論とプログラミングについて学習と,汎用ソフトを使用し設計現場で遭遇する問題のハンズオン演習で構成される.
  • 制御工学I【2年後期】

    近年においては,われわれの身の回りにある家電製品,自動車から航空機,人工衛星に至るまで,広い範囲で制御技術が適用され,製品の高度化が図られている.この制御技術の根幹をなすフィードバック制御に関する基本的事項について学ぶ.
  • 制御工学II【3年前期】

    制御工学Iで学んだフィードバック制御に関する基本的事項の理解を深めた後,フィードバック制御系の特性,周波数応答,安定性,更に,制御系の設計法について学ぶ.
  • 振動学【3年前期】

    実際の構造物(自動車,航空機,内燃機関等)に発生する振動現象は性能や安全性に大きな影響を与える.ここでは多自由度・連続体の振動問題,不安定現象,ラグランジュの方程式,連続体の振動と近似解法,回転体の危険振動,ジャイロの力学とヘリコプター,ロケットの性能の考え方と扱い方について学ぶ.
  • エンジンI【3年前期】

    自動車を動かす原動力はエンジンで発生させる.エンジンのパワーは莫大なものである.その大きなパワーを出す時,省エネルギーの観点から小形で効率が高くなければならない.パワーの発生およびそれを取り出すメカニズムの基本を述べる.
  • 自動車工学I【3年前期】

    交通機械工学科生が3年生でエンジン1,2,自動車工学1,2,交通機設計,ビークルダイナミクスを履修する前の準備としての,または他学科生・他学部生・他大学生が自動車の概略を知るための,自動車に関する入門編である.
  • 航空工学I【3年前期】

    本講義は航空工学への入門に当たる基礎的項目について行なわれる.航空機に関する内容について講義することはもちろんのこと,飛行機はなぜ飛ぶことができるかという素朴で基本的な疑問を出発点として説明をしていく.目的は,航空工学の内容を物理法則や数学を用いて理解できるようにすることである.
  • 鉄道車両工学Ⅰ【3年前期】

    二酸化炭素排出量の少ない鉄道は,地球温暖化対策のひとつとして近年注目を集めている.一方,鉄道は身近な乗り物でありながら,そのメカニズムは一般になじみがうすいと思われる.なぜなら,鉄道は,車両,軌道,信号,電力等の複数の分野にまたがる巨大システムであり,その理解には機械工学のみならず,電気工学,土木工学等の広範囲の基礎知識が必要となるからである.本講義では,機械系学生にもわかるようにそれら基礎知識を解説するとともに,車両を中心にしながら,鉄道という巨大システムを概観する.
  • エレクトロニクスI【3年前期】

    エレクトロニクスとは電子を使う技術と言われています.ですから電子がどんなものか,どんな働きをするのか,どのように利用されているか等電子の挙動を主に電子機器の動作原理を理解して頂く授業をします.
  • 構造力学【3年後期】

    自動車,航空機をはじめ各種構造物が外力の作用のもとで,どのように変形し,内部にどのようなひずみ,応力が生ずるかを論ずるのが構造力学である.構造物に作用する力と変形の関係を定量的に論ずるためには,力学的原理に基づいて,構造物の平衡状態,変形状態を数学的に表現し解析することとなる.本講義では,弾性学の基礎,構造解析の基本原理および行列を用いた構造解析法とその適用について学ぶ.
  • 流れ学【3年後期】

    機械技術者にとって必修である流体力学の基本を学習する.流体力学Ⅰ・Ⅱでは,流れの現象を把握する目的で,数式を出来るだけ使わず,多くの場合,1次元の流れが扱われた.本科目では,流体運動を2次元,3次元の問題として,数学的記述,解析を比較的多く取り入れて学習する.
  • エンジンII【3年後期】

    エンジン作動にかかわる特殊現象を工学技術の観点から述べる.環境・省エネルギー・省燃費を同時に達成するには多くの問題解決が必要である.この講義の一連から,工学的センスを養う.
  • 自動車工学II【3年後期】

    自動車は簡単な操作で運転できる機械ですが,重くて大きい車体と高出力エンジンを持っているので,運転を誤れば大きな事故になり,乗員ばかりでなく自動車の外にも被害を与えます.ここでは,自動車の走る,曲がる,止まる運動についての基本的な運動性能およびこの運動性能を決定するタイヤの力学を学ぶことによって,路上を走る自動車の運動を理解し,さらに自動車の安全の限界を知ることによって安全意識の向上につなげます.
  • 航空工学II【3年後期】

    航空機・宇宙システムに対しては高い安全性と信頼性,極限の軽量化等が要求される.このため航空機・宇宙システムには最先端の新技術が適用されることが多く,科学技術の発展と共に飛躍的な進歩を遂げており,現在も進歩し続けている.講義は航空機・宇宙システムの基本的事項について説明するが,これをもって航空・宇宙工学の基本的知識,考え方,センスの修得を目標としており,ほかの分野への応用にも役立つことを願っている.
  • エレクトロニクスII【3年後期】

    エレクトロニクスIで学んだ基礎を踏まえてエレクトロニクスの応用分野,例えば携帯電話,ラジオ,テレビ,カーエレクトロニクスのセンシング,点火装置,カーナビ等,これらの機構,動作原理を概説して,幅広い素養を身に着けて頂く授業をします.
  • 知的交通システム学【3年後期】

    知的交通システム(Intelligent Transportation System)を高度道路交通システムに限定せず,各種交通機関(自動車,航空機,鉄道,船舶)が先進技術を活用してどのような交通システムを実現すべきか,その考え方の共通性や相互適用性を学習する.
  • エネルギー工学【4年前期】

    文明社会の進展と発展途上国の急激な経済成長が進む中で,エネルギー需要は益々増大している.化石燃料の大量消費は資源枯渇や地球環境破壊など多くの問題を顕在化してきた.これからのエネルギーの利用や開発は,環境への負荷の少ないものが求められている.また省資源の面から,省エネルギー,リサイクル,廃棄物処理も直面している問題である.そこでエネルギーに関する幅広い知識の習得とさまざまな問題への対応能力を学ぶ.
  • ビークルダイナミクス【4年前期】

    最新のシステムである「四輪操舵(4WS)」,「マルチリンクサスペンション」,「電子制御サスペンション」,「アンチスキッドブレーキシステム(ABS)」,「エアバッグ」,無段変速機(CVT)」,差動制御装置」,トラクションコントロールシステム(TCS)」,「四輪駆動(4WD)」,「ヨーモーメントコントロールシステム(YMC)」,などを取上げて,それらの構造,機能,原理などが分かるように講義する.
  • 航空宇宙学【4年前期】

    本講義は航空工学I・IIに続く内容である.航空エンジンの構造と性能,高速空気力学について詳述する.さらに超音速飛行と密接に関連した衝撃波問題やロケット工学の基礎そして宇宙開発についても触れる.本講義の目的は,工学の基礎がいかに応用されているかを明らかにすることと,航空工学を基本概念に立脚して理解することである.
  • 船舶工学【4年前期】

    船舶や船舶輸送全般を概観して,役割や性能,基礎的な理論を学び,船舶に関する一般的な知識を習得すると共に工学的素養の一つとなることを目的とする.写真,模型,実物サンプル等を極力示し実感し易いようにする.理解を確実なものとする為,演習と小テスト或いは,宿題の形で課題を与える.
  • ゼミナール【3年後期】

    各研究室の卒業研究テーマについて,直接・間接的に関係するテキストや論文などの教材を用いて学習します.平均的な実施方法としては,学生が輪番で担当し,学習した内容を報告・解説し,それについて他の学生からの質問に応ずるゼミナール方式となります.より専門的な学習の方法や発表の練習も兼ね,さらに卒業研究の内容をより専門的に,幅広く,充実したものにする補完的役割もあります.また,工学に関する外国文献の読解力を養成することも目的としています.テキストや論文の選択方法・運営などはそれぞれの研究室で異なりますが,教員はわき役で学生が主体となって行うもので,自発性・積極性が要求されます.
  • 卒業研究【4年通年】

    卒業研究は,交通機械に関するテーマ,エネルギー問題,環境問題などの解決に役立つ諸技術に関する研究テーマを通じて,文献調査,研究方針の立案,研究方法の計画,実験装置の設計・製作,実験・計測・観察,理論解析,各種数値解析,データ処理,考察等を行い,技術者として必要な具体的な問題解決のための工学的・工業的研究の進め方(計画性,実行力)を身につける.卒業研究では,課題追求のみならず,研究室での生活を通して,他人と協力しながら結論に達する協調能力を養いつつ,多面的に物事を考える能力をつけ,社会規範および技術者としての社会的責任についての育成を目的とします.